神社に参拝に行ったとき、つい引いてみたくなるのが「おみくじ」です。
最近は、普通の「おみくじ」の他に、「恋みくじ」やマスコットのおみくじなど種類も豊富。
ちなみに「おみくじ」を漢字で書くと「御神籤」となります。
おみくじの結果は「神様の御心の表れ」とされ、神様からのあなたへのメッセージになっているんです。
今回は、そんな「おみくじ」の順位やおみくじにまつわる豆知識をご紹介します。
望みどおりの結果が出なければ、もう一度おみくじを引いて良い?
おみくじには「吉」や「凶」などの運勢がはっきりと書かれており、自分の思い通りの答えが出ないこともしばしば。
そんな時は、つい「もう一度」とひき直したくなりますよね。
しかし、ちょっと待ってください!
思い通りの結果が出なくても、書かれている内容を心の片隅に留め、改めて気を引き締めること。
それがおみくじを引く上で一番、重要なんです。
どうしてももう一度ひきたい場合は、別の神社でひき、そのご祭神からのメッセージを受け取ると良いでしょう。
おみくじの引きどき(タイミング)は?
神社を参拝される方の中には
「結婚や転職、引っ越しなど人生の転機を迎え、自分ではどうすれば良いか分からない」
という方も多いはず。
そんな時は、おみくじを引いて、神様の声に耳を傾けてみるのはどうでしょうか?
おみくじのひきどきは、結婚や転職、引っ越しなど、合理的な判断だけでは決められない人生の転機に直面したとき。
このときに引いたおみくじの結果は、自分が向き合っている転機が落ち着くまでを占ったものと言われています。
そのため新たな転機が訪れた場合には、その都度ひきなおす必要があります。
また、初詣や旅行中におみくじを引くこともありますが、目的はあくまで参拝であることを忘れずに。
きちんと参拝した後に、一年の計を占うためや記念のために引くことを心がけることが大切です。
初詣のときにひいたおみくじは、長くても次の初詣までの一年間しか占うことができないので注意が必要です。
おみくじの順位は?
気になるおみくじの結果ですが、
「大吉が一番良くて、大凶が一番残念な結果」
というのが一般的な考えではないでしょうか?
では「吉」や「小吉」、「半吉」はどうですか?
「え、小吉の方が上だっけ?いや末吉かな?」
と悩む方も多いはず。
おみくじでは、どの順に縁起が良い結果とされているのでしょうか?
実は、おみくじには「縁起が良い」とされる決まった順番はないんです。
それは、神社によっておみくじの内容が異なり、吉凶の順位の見解が異なるため。
ただ一般的には、
「大吉・中吉・吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・凶・大凶」
というのが、おみくじの縁起の良い順番と言われています。
しかし「大吉」が出たからといって、喜んでばかりもいられません。
かつて易の世界では、「大吉」はもっとも忌むべきものとされていました。
それは
「現在が最高であるということは、今後は運気が下がるしかないから」
というのが理由です。
そう考えると、「凶」や「大凶」が出た場合でも、
「今後は運気が上がっていくしかないんだ!」
と考えれば、ラッキーな結果と言えますね。
ちなみに、昔の人が吉凶を超えて最も歓迎したのは「平(たいら)」でした。
これは神道では、「平穏無事」こそが最も貴いとされているから。
現在、「平」の卦をおみくじは、京都の上賀茂神社や下鴨神社、石清水八幡宮で引くことができます。
私も今度、引いてみようっと(⌒∇⌒)
おみくじの結果よりも大切なことは?
おみくじを引いて「大吉」が出た場合、おみくじの下に書かれている漢詩や和歌を読まずに結んでいませんか?
おみくじで最も大切なのは、漢詩や和歌の部分です。
吉凶の結果に一喜一憂するのではなく、この部分をしっかり確認し、今後の自分の在り方を見つめなおすことが大切です。
もし内容について分かりづらいところがあれば、社務所の方に尋ねてみると教えてくださいます。
人生の転機を迎えている方は、神社やお寺でおみくじを引いてみてはいかがでしょうか?
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